外壁全面打診等調査後の外壁補修工事
※※※外壁調査から補修工事までの実例※※※
兵庫県神戸市にて特定建築物定期報告の必要があった為、外壁全面打診等調査(赤外線調査)を実施した後にタイル面及び吹付面の補修工事を実施させて頂きました。
まずは赤外線調査での画像です。北面になりますが温度がはっきり出ております。夏場にて撮影 ※赤外線調査はあくまで非接触の調査方法となる為、なるべく打診調査が可能な範囲は打診を行い精度を高める事を心掛けております。
また赤外線調査の場合タイルの浮きしろが少ない事によってこのような温度分布が出ない事もあります。
白枠内に囲んである範囲に温度分布が高い箇所が確認できます。
また軒裏も温度分布の高い箇所が確認できます。
実際に仮設足場より打診調査を行った所、こちらの白枠内のタイル面は浮きしろが大きい危険な状態でした。
このタイミングで補修を行って良かったです。
この箇所は注入での補修ではなくタイルの貼替えを行いました。
目地切り→タイル斫り→清掃→プライマー塗布→下地調整→タイル圧着→
目地充填 →完成の工程となります。
今回タイル貼替時に使用しましたタイルは近似タイルのサンプルを取り寄せ、元請け様、設計事務所様と打ち合わせを行い決定させて頂きました。
次に他の下地浮きに対してアンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法での補修となります。
こちらは無振動ドリルを使用していきます。
※無振動ドリルは音の響き方が抑えられ通常のドリルと比べ音の響きがまだましになります!
次に庇の見上げ部分(吹付部)の爆裂補修です。
欠損や爆裂部を斫り→防錆処理→樹脂モル平滑仕上げ →塗装といった流れになります。