耐震診断・耐震補強の実施機関「一般財団法人　日本耐震診断協会」　会社法人等番号　1200-05-012406

滋賀県 商業施設の外壁調査（赤外線・ロープアクセス併用）

当該は建物のタイル面は下地に押出成形セメント版（略称ECP）が使用されていました。

ECPは中空断面形状となっている為、打診の際正常の場合でも音の反響があり判別が難しく、数社見積もり依頼をしたが断られたとのことで弊協会にご依頼がありました。

赤外線調査では、正常に固着している部分との比較などから浮きの判別をいたしますので、下記のような解析画像から浮きの判別は十分可能です。（高温部分が必ずしも浮いているというわけではなく、太陽光の反射で高温になっている場合等外壁面の温度が高温になる要因等も考慮した上で判断いたします。）

赤外線調査と並行して屋外看板の設置状況の調査と一部のタイル面の打診等調査をロープアクセス工法にて行いました。

打診調査においてもECPは判別が難しいところがありますが、音だけでなく、打診時の振動等も加味することで判別していきます。

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調査の結果、全体的にタイルの浮きやひび割れは比較的少なく大きな問題はないといえる状態でしたが、シーリングや屋外看板においては修繕計画をたてられることをご提案させていただきました。